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展覧会メインヴィジュアル

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展覧会メインヴィジュアル
本展「まだ顔になる前の緑」は、山内祥太が大学在学時から卒業後数年間に制作した初期作品を中心に構成される個展です。
山内は、クロマキー合成を用いて自身の姿を3DCG空間の中に挿入し、異世界を旅するような映像作品を制作してきました。これらの映像に登場する仮想空間は、山内自身が撮影し、切り取った現実の風景を3Dスキャンによって取り込むことで構成されています。取り込まれたデータは、あえて不完全なまま扱われ、欠損や歪みを残しながら、悪夢や断片的な記憶の中を彷徨うような独特の映像空間を生み出しています。
本展では、こうした初期映像作品に加え、同時期に制作された立体作品もあわせて紹介します。彫刻を学んだ山内にとって、映像と立体は切り離された表現ではなく、自身の身体や存在の不確かさを探るための手段でした。平面のイメージがそのまま現実空間に引きずり出されたような作品群は、現実と非現実の落差を空間に持ち込み、見る者に現実感の揺らぎと居心地の悪さをもたらします。
展示タイトルに含まれる「緑」は、クロマキー合成に用いられるグリーンバックを示す象徴的な色であると同時に、山内がその時期に手にしていた、世界を別のかたちで捉え直すための感覚を示しています。本展は、近年大型インスタレーションやパフォーマンス作品を展開している山内の現在の制作を、初期作品の中にあった身体、映像、彫刻への関心から見つめ直す試みです。
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