橋本直明《Fantaの肖像No.1 》
2021
パネル、綿布、アクリル
1167×910 mm
橋本直明《Fantaの肖像No.2》
2021
パネル、綿布、アクリル
333×242mm
日常の中で記憶は痕跡と共に潜んでいると捉えています。
ある暑い日に喉が渇きドリンクを飲む、その日常的な一連の動作に異なる場面や匂い、風景が共鳴すると特別な記憶の痕跡になる、そこで日常にない抽象的な記憶は見る物を想起し痕跡と共に物質として目の当たりにする。
これは単に一部を再現するのではなく、目にした景色を平面上に変換する事です。
人が絵画を観るとき置かれた環境下で常に変化をする、その場には絵があり、また隣にも絵があります。
記憶の断片から思考を立ち上げる事によって絵画と人が双方コミュニーケーションを行い、知っていると断定するまでの間を考えています。
今回のモチーフでは、かつて使われていた雑誌や風景、看板のロゴや模様などをトレースし平面に落とし込んでいます。
そこには各々の理解や経験を通した、記憶が眠っている殻となる形を掬い上げ、記号的な集合体を切り抜き絵画に置き換えています。
橋本直明
1982 三重県伊賀市生まれ
2009 東京造形大学大学院造形研究科修了
2011 groove△結成
展覧会
2015 「交換レジデンスプログラム 拝借景 × 黄金町交流展 2015」 八番館 横浜 (△)
2015 「Three pieces」 法然院 京都
2015 「みずつち市民プロジェクト 小須戸 ART プロジェクト 2015」薩摩屋 新潟(△)
2015 「滞在 活動 イズ」伊豆(△)
2015 「中之条ビエンナーレ 2015」 旧第三小学校 群馬
2015 「FEEL2015」 LEEK HOUSE 京都
2016 「美術と町巡り浦和」青山設計事務所 埼玉
2016 「FEEL KYOTO 2016/京都で小須戸」ヤマト跡地滞在制作 京都
2016 「オル★テラ」妙善寺 東京(△)
2016 「大和デパート記憶と希望」 旧大和デパート 新潟
2017 「貝殻は海をはかる」H∞L Gallery 青森
2017 「Boxhill TORIDE ART WEEK 2017」Boxhill 取手店 茨城
2017 「対岸の雑草」町立中之条保育所四万分所 群馬(△)
2017 「オル★テラ2」妙善寺 東京(△)
2018 「はるかな時のすきまで A plus viewing 02〜ephemeral/eternal」旧田中家住宅 埼玉
2018 「オル★テラ3」妙善寺 東京(△)
2019 「オル★テラ4 アート×寺×展覧会×33」妙善寺 東京
(△)Groove△ 名義で発表