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【Exhibition】

大西晃生個展「numb」嚴禁煙火畫廊 (台湾)

大西晃生/Akio ONISHI
2024年8月

GALLERY KTOの所属作家である大西晃生が、台湾の高雄に位置する嚴 禁 煙 火 畫 廊 (Mozuku Gallery)にて個展が開催されます。

大西晃生/Akio ONISHI
2024.08.23.Fri - 09.25.Wed
嚴 禁 煙 火 畫 廊 (Mozuku Gallery)

「numb」
本展では「ZDSP」(Zombie Doll Self Portrait)シリーズを展示する。
本作はラブドールを資本主義社会に生きる自分の姿に見立てて制作したセルフポートレートのシリーズ。肌の色は灰色がかった緑色をしており、映画やゲームなどで登場するゾンビの姿などを想起させる。
仕事における精神的/肉体的な疲労の蓄積、あるいはSNSをはじめとしたネットへの依存は人間を空虚な存在にしてしまう。
毎日時間に追われ、コンビニに行ったり、ファーストフードを食べるといった生活の繰り返しや、自身の頭で思考せずメディアや人の話に流されてしまう生活。それらはどこかゾンビのような行動だと感じさせる。ゾンビというのは歴史的に異文化に属する「他者」の存在を表象してきた。人間のようであり、人間ではない。死んでいるようで、生きている。曖昧な存在である。本作は、ゾンビは他者の表象でありながらも、同時に自分自身(=作家)がゾンビになってしまうことを描いている。また、「人形」というのも人の似姿でありながら、人ではない存在である。人形やゾンビといった存在を通して、我々現代人の姿について問う。
2024年8月 大西晃生

大西 晃生 / Akio ONISHI
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