《インテリア・ペインティング》
2005
W550xH880xD510mm
椅子・油性塗料の皮膜
《転落 No.1》
2012
W580xH455mm
キャンバスにアクリル
*トークイベント*
平田星司(アーティスト) × 南雄介(美術評論家)
12月14日(土) 18時 ー19時
参加費無料 | 要予約制(定員30名)
※ご希望の方は「平田星司 トークイベント参加希望」と記載の上、氏名・メールアドレスをgallerykto.info@gmail.comへご連絡ください。
ゲストキュレーター: 南雄介(美術評論家)
平田星司の作品は、素材・技法にせよ、形式・形態にせよ、多岐にわたっている。今回の展覧会は、複雑な集合体を形成している平田の作品群を2期に分けて展示し、全体像を提示することで、その本質に迫ろうと試みるものだ。
前期「静物と伝道者」では、オブジェに顔料等を塗り「静物」として構成した連作を集大成し、これまでになかった形で展示する。「静物」連作は、イギリス留学時の1994年以降、折に触れて現在まで制作され続けており、平田の芸術の起点であるとともに、最も主要な参照点である。後期「絵画の相転移」では、20年以上にわたる多様な芸術的実践の中から代表的なものを選んで構成する。絵画とそのオブジェクト(事物/対象)とが織りなす関係性という問題をめぐって、さまざまな角度からのアプローチが響き合い、連鎖していくさまを、ごらんいただきたいと思う。
平田星司
1967年東京生まれ
92年東京理科大学第2部物理科卒業 渡英
95年 “Home Truths” South Bank Photo Show (Royal Festival Hall / London) * 3席受賞
94年ブライトン大学美術部絵画科卒業 首席 96年The Slade School of Art 大学院絵画科修了
事物の表面への関心から皮膜や皮膚としての絵画、オブジェに直接ペイントする絵画的な静物などカテゴリーを宙吊りにした作品の多くは均衡と崩壊を孕みながら、ある可能性を提示している。個展・グループ展の傍ら2010年、中根秀夫とのユニット「エステティック・ライフ」をスタートしこれまで3回の展覧会の企画を行う。また2013年には香港M+企画による「Inflation!」でWai Ping Tam の制作コーディネータをする。
個展
2022 離脱する色彩 – あるいはphoton ガルリ・アッシュ/東京
袋小路の記憶 Bluesdress Substitute/東京
2021 線の手触り 崩れゆく風景 ガルリ・アッシュ/東京
2020 バロック的な庭師 ガルリ・アッシュ/東京
2019 One Shot Measure & Other Objects ガルリ・アッシュ/東京
2018 Root ガルリ・アッシュ/東京
2017 異種同形体 (企画:大橋紀生) ポスト・ギャラリー4GATS/東京
2015 化体説−静物による ギャラリー現/東京
2013 Unbound: Possibilities in Painting 現代ハイツ・ギャラリーDEN & .St/東京
Still Life & Natura Morta ガルリ・ソル/東京
2012 ルクレティウス 藍画廊/東京
2011 Various Skills vol.3 平田星司 展 トキ・アートスペース/東京
2010 干満な反復 現代ハイツ・ギャラリーDEN/東京
2009 reawake ギャラリー現/東京
2008 界面 藍画廊/東京
2007 赤と黒 ガルリ・ソル/東京
2006 静かな広場 ガルリ・ソル/東京
2005 シンポジウム ギャラリー森/三浦市 神奈川
2004 その手の話 藍画廊/東京
2003 紙の家 新宿区立区民ギャラリー/東京
2002 残されるもの/ Leftovers 藍画廊/東京
2001 1つの部屋に、1つの絵画。 藍画廊/東京
2000 マイナスの絵画 藍画廊/東京