《記憶の部屋 2003-1》
アクリル絵の具、パネル、綿布
180x108cm
2003年
《記憶の部屋 2024》
シナベニヤ、木材、アクリル絵の具
173×106×20cm
2024年
立方体5個を組みあわせたパーツ12個を長方形の箱からだして、収めなおす知育パズルがある。2003年、そのパズルをもとに、幅16cmのヘラで色を積層させた四枚の平面作品『記憶の部屋2003/1〜4』を制作した。今回は、そのパズルである、16cmの立方体を5個ずつ組み合わせたパーツ12個を箱から出しバラバラに積み上げた状態でその絵画とともに展示する。パーツの形を認識し秩序をたてて元の箱に収めるという記憶の部屋への収め方。ある犬の知育パズル生活。絵画を結晶化、記憶の対極にある忘却、空間と時間、建築と崩壊を往来する。
潮田友子
1947 栃木県 宇都宮市生まれ 東京在住
1972年 東京芸術大学美術学部絵画科油画専攻卒業
1976年 1976年〜84年 西ドイツ ミュンヘン滞在 ミュンヘン美術アカデミー絵画科卒業
個展・グル-プ展
1981年・1983年 「グローセ・クンスト・アウスシュテルング」ハウス・デア・クンスト ドイツ
1982年「フリューヤース・アウスシュテルング」ガウティング市庁舎 ドイツ
1983年・1988年 個展 コルドンハウス、カーム市立ギャラリー ドイツ
1985年「サーキュレーション'85」帯広百年記念館
1987年「和紙の用と美展」山梨県立美術館
1988年・1990年・1992年 「グループ89展」福岡市立美術館
1994年「ファーレ立川アートプロジェクト」 東京
1995年「介在する表現—紙」山梨県立美術館
2004年「ディスタンス」栃木県立美術館
2000・2003年・2006年・2009年 「越後妻有アートトリエンナーレ」十日町市松之山 新潟
2008年「シシュポス・ナウ展」原爆の図丸木美術館 埼玉
2008年・2009年 「まつしろ現代美術フェスティバル」 史跡松代藩文武学校 長野
2010年・11年・12年・14年 「今日の反核反戦展2010/ 2011/ 2012/2014」原爆の図丸木美術館
2011年「潮田友子 川邉耕一 坂口寛敏展」ギャラリー風蘭 静岡
2013年個展 「Summer Garden and Winter Giant」 MUSEE F 東京
2014年個展 調布画廊 東京、「防風林アートプロジェクト2013-14」 帯広
2015年「くまの古道美術展in紀伊長島」三重、「マイナスアート展 帯広コンテンポラリーアート2015」帯広
2017年「〈平面〉—明日への挑戦」 ギャラリー湯山 新潟
2018年「河口」展 帯広コンテンポラリーアート2018 帯広、「シロイルカの森坂口寛敏+潮田友子」森のオープンギャラリー大きな木 帯広、「サファイア展 72年卒芸大上油科有志展」 小杉画廊 東京、「ドローイングの現在—創造の生まれる処—」 ギャラリー津山 新潟
2019年東京インディペンデント2019 東京藝術大学陳列館 東京、形のないかたち展 ギャラリー月桂樹 坂戸 埼玉
2021年「積層 2014−2021」ギャラリーkto 東京・原宿、「in her hands」ギャラリーkto・サブスティテュート(ブルードレス渋谷店)東京・渋谷